ソファとは何か
ソファは日本語では「長椅子」と訳されることが多く、背もたれがあり、クッションが効いているものを指します。
細かく言えば、3人以上座れるものを「ソファ」、2人用のものは「セッティ」と分けることもあります。
ソファの元祖はアラビア語の「suffah」だったと言われています。これはラクダに長距離乗るための鞍に用いるクッションです。これが「sofa」の語源で原型になったとされています。
現代のソファに近い肘掛がつく長椅子は18世紀中ごろ、フランスで休息するために造られました。贅沢な木枠、華やかな柄の皮張りで、もちろん高級家具でした。
その後、政治や時代の流れに影響され、デザインやサイズが変化をしていきます。近代になり、さまざまな機能がついたり、構造や素材が多様化しています。
現代では、家庭のリビングルームや応接間、オフィスや空港のラウンジ、病院の待合室など、場所や目的により、デザインが選ばれています。
それらのソファの共通しているのは「くつろぐ」ことを目的にしていることです。
ソファの種類
一口にソファと言っても、様々な種類があります。しかし、その範囲や分類は曖昧です。代表的なものを紹介します。
「ローソファ」は足が短く高さがないもので、「フロアソファ」と呼ばれる足がないものも含む場合があります。畳でくつろぐ習慣がある日本人にはなじみやすい形でしょう。
「リクライニングソファ」は背もたれが調整できます。居眠りをする時、読書、家族団欒、映画を見る時など、場面によって使い分けることができます。電動のリモコンで角度が変えられるものもあります。
「ソファベット」は昼はソファ、夜はベットと2役をするソファです。部屋が狭いけどソファが欲しい方に便利です。ホテルなどでは、エキストラベットとして使っている場合があります。
「カウチソファ」は足を置く部分が付いているソファを言います。のんびりとくつろぐためのソファです。アメリカで「カウチポテト族」と呼ばれる、お金持ちが仕事もせずにテレビを見ながらポテトチップを食べ、ごろごろする人たちの語源にもなっています。
ソファの選び方
まず、ソファの用途を考えます。どこで使用するのか、座るのは誰なのか、置く場所のサイズは大丈夫なのか。忘れてはいけないのは、家に入れるサイズかどうかも大切です。特にマンションの場合は階段やエレベーターを通れるかどうかもチェックしたほうがよいでしょう。そのほか、どんな機能が必要かも考えます。ソファベットか、収納付きか、リクライニングが必要かなどになります。もちろん、素材や色、デザイン、座り心地も大切な要素です。
内部構造も大切です。ソファの衝撃吸収材に使われているのは、主にポケットコイルスプリング、コイルスプリング、S-スプリング、ウェービングベルトです。ウェービングベルトは衝撃吸収材としてよく使われていますが、スプリングと比べると、弾力性、耐久性に劣ります。しかし、低コストというメリットがあります。
張地には、牛皮革、合成皮革(ビニールレザーを含む)、布地があります。牛皮革は肌触りや風合いはとても良いですが、から拭きや専用クリームでの汚れ落としなど普段からのお手入れが必要です。最近はカラーやデザインが豊富で、強度も高くお手入れが簡単なビニールレザーも人気があります。